GLOBALG.A.P.

「全国初」の米共同乾燥調製施設(ライスファクトリー)を含めたGLOBALG.A.P.団体認証取得

 

新しのつはJA系統で「全国初」の米共同乾燥調製施設(ライスファクトリー)を含めたGLOBALG.A.P.団体認証を取得しました(令和2年12月3日)。

 

  GLOBALG.A.P.認証は「食品安全」「労働環境」「環境保全」を配慮した「持続的な生産活動」の実践を証明する国際基準の仕組みである。世界120ヵ国以上に普及している世界的ブランドであり、取引先や消費者への信頼性の担保の手段として活用されます。認証取得には第三者認証機関による400項目以上用の厳格な審査が行われます。

【取組みの経緯】

 JA新しのつでは平成10年代に入りYES!cleanの取組みが野菜に拡大した。平成16年にJA青年部を中心に新篠津村クリーン米生産組合が設立され、認証を取得し、本村の基幹作物である米においてクリーン農業の柱として位置づけた。しかし、YES!cleanは北海道独自の認証であり、全国的な知名度も低く、ここ数年は以前より取り組むメリットが見いだせずにあった。

 平成29年にJAから青年部にGAP認証を取得してみてはと呼びかけ、勉強会やJA簡易GAPに基づく現地診断を開催するなど基礎知識の習得に努めた。背景には翌年から国は米政策・経営安定対策の見直しによる生産数量目標の配分の廃止を発表しており、新たな局面を迎えようとしていた。水田農業を巡る情勢が厳しさを増す中、多種多様なニーズに確実に応えていくため、特色のある産地形成における売れる米づくりが急務となった。JAとしてはGLOBALG.A.P.は国際認証であり、道内初の米団体認証となる。その分ハードルは高いことから取得することが最良のPRとなり、課題解決の一つと考えた。

 平成30年からJAグループGAP支援チームによる第三者認証における現地アドバイス事業を活用し、本格的に事務局の整備及び生産者現地指導に移行した。その間、ライスファクトリーにおいてはリスク評価に基づきGAP基準を満たすべく一部改修工事を実施しました。

 令和2年、GLOBALG.A.P.は認証費用の負担が大きいことから農林水産省補助事業「産地リスク対策実証事業」(2年間)の採択を受けました。また、SGSジャパン株式会社による本審査により令和2年12月3日付けで認証取得となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 認証団体:新篠津村農業協同組合

 (新篠津村クリーン米生産組合)

 取得者数:12名+1施設

 認証品目:米(YES!clean)

 登録番号:4063061525406

 取得年月日:令和2年12月3日

 

 

 
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